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これからは努力した人が正当に評価されやすくなる時代になる

夕日を背に手を繋いでバンザイをする6人の男女

以前、以下の記事を書きました。

「終身雇用守るの難しい」トヨタ社長発言から日本の雇用制度を振り返る

トヨタのトップが発言しているように、もう終身雇用は過去の話になりつつあります。というか、実質的にはもう崩壊していて、言葉だけが残ってはいるものの既に終身雇用という概念は無くなりつつあります。つい最近では日産が12500人のリストラを発表しましたが、万単位の大規模リストラを実施している大企業は日産以外にもありますし、何が起こってもおかしくない時代になりました。また、非正規雇用労働者は年々増加しています。

「一億総中流時代」はもう過去の話で、「勝ち組」「負け組」という言葉が使われるようになってからも久しいですが、日本はすでに格差社会に突入しています。今後この流れは加速し、超格差社会が必ずやってくると思います。今回はこのテーマについてお話したいと思います。

ものを作れば売れる時代は終わった

日本は戦後、1955年~1975年あたりに高度経済成長期を迎えました。その後、80年代にはバブル期を経験します。しかし、平成の30年間は全く経済成長しませんでした。

そもそも、昔は今と比べてものが圧倒的にありませんでした。ですから、作れば作るほど物は売れました。企業はものをつくるために労働者を雇い、労働者を雇えば雇うほど生産力が増してもっとたくさんものを生産する、するとたくさんものが売れてまた労働者を雇う。という好循環が生まれていました。

しかし、現代にはものが溢れており、ものを生産したところですでに足りているので売れない時代に入っています。空腹だったころはどんどん食べることができましたが、もうお腹いっぱい状態になった今、ただものを作るだけでは勝てない時代になっています。戦い方は変わり始めています。

製造業にはこれまでになく高い生産性が求められる

日本の産業の根幹は製造業です。多くの労働者が製造業に従事した仕事をしています。しかし、「いけいけどんどん」で人海戦術のようにものを生産していれば儲かっていた時代はもう成り立たなくなってきています。

製造のコストの大部分は労働者です。今、そしてこれからの時代は製造に求められる生産性の高さは加速していきます。

付加価値を生まない労働者は低賃金で搾取される

昔は、単純に「人手=労働力」でした。しかしこれからはAIの台頭によって単純作業はロボットに置き換えた方が安いという時代が来ます。そうなると、人=単純に労働力ではなくなるので、人の能力の格差が顕著になります。優秀な人材に対する需要は高まりますが、特に突出したの能力のない人たち=単純労働しかできないような人たちは低賃金で働かなければならなくなります。

既にそんな社会になっているとも言えますが、まだ年功序列の文化が残っているので会社にさえいれば仕事をしていなくても給料がもらえてしまいます。今後、そのような人はあぶりだされてくると思います。

人手不足の嘘

昨今、テレビでは「人手不足」という言葉が飛び交っていますが、人手が足りないならなぜ会社員の給料は上がらないのでしょうか。人手不足というのは「安い賃金で即戦力になってくれる人手不足」のことです。

先日、オンラインショップのZOZOTOWN(ゾゾタウン)が時給1300円でアルバイトを募集したところ、わずか3日で2000人以上の応募が殺到し、予定よりも早く募集を締め切りました。

このことからもわかるように、人手不足の正体は企業の賃金不足であり、企業がいかに人材を安上がりで確保しようとしているかがわかります。

一方で、くら寿司が年収1000万円の新卒社員を採用するなど、優秀な人材は奪い合いとなっています。

これからをどう生きるか

これからの時代を生き抜くためには、自分自身の市場価値を高めていく必要があります。あなたがいま会社員なら、ただなんとなく会社に出社して言われたことだけを適当にやって給料をもらっていては厳しい時代がやってきます。やるなら、他社からヘッドハンティングされるような人材にまで自分のレベルを高めなければいけません。

わたしが現在勤めている企業はとある大企業の子会社なのでその人たちと一緒に仕事をするのですが、本当に転職が多いです。転職していく人も多ければ転職して入社してくる人も多いです。そして、人事は優秀な人材を常に探しています。優秀な人材は本当に奪い合いになっています。

会社員として生きていく以外にも、自分の価値を高めて生きていく方法はあります。それは、フリーランスとして個人で稼げる人材になることです。現在では、インターネットの普及によって限界費用がほぼなくなってきています。よって、個人でもお金稼ぎがしやすくなっています。

たとえば、ブログやYouTuber、インフルエンサーなどもそうです。ブログは無料ブログを使えば完全にノーリスクで始められます。それでも、検索エンジンに乗ることで世界中の人にリーチすることができます。その市場の中で勝ち抜いていくための努力は必要ですが、それは会社も同じです。Youtubeも無料ではじめられます。iPhoneで撮影してアップロードするだけでOKです。

他にも、プログラミングのスキルを身に付けて仕事を受注したり、デザイン関係の仕事を受注したり、今ではあらゆることが自分で勉強できるので、やる気があるならそうやって自分で能力を身に付けてフリーランスとして生きていくことも可能です。フリーランス向けの求人サイトも整っているので全然あり得る話だと思います。

これまでは、会社に入っても給料や役職は年功序列式で何十年もその会社で働かないと給料が上がったりその会社の中での自分のポジションを高めることができませんでした。しかし、これからは努力が正当に評価される時代がきます。能力の高い人は評価され、高いリターンを受け取ることができます。努力して成果を上げている人がまっとうに評価される時代が来るのはとても喜ばしいことです。だから、格差社会と言う言葉に動じることなく、自分自身の市場価値を高めて稼げる人材になりましょう。以上です。