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これが解けたらGoogle採用!?一流企業の入社試験がユニークで面白い!!

グーグル本社に駐輪されているカラフルな3台の自転車

みなさんは、入社試験の思い出ってありますか?わたしも新卒の頃たくさんの企業の採用試験を受けましたが、会社によっていろいろな試験問題があったのを覚えています。

この記事では、グーグルやマイクロソフトなどの世界トップクラスの一流企業で実際に出題されたと言われている入社試験問題の中から、わたしが特に面白いと思った良問をご紹介します!!

今回ご紹介する問題は、どの問題も発想力やひらめき・ビジネスセンスを問われるユニークな良問ばかりです。

解答だけでなく着眼点も解説しているので、知識だけでは解けない奇問難問の数々にぜひチャレンジしてみてください!!

問題のすぐ下に解答が出てきます。スクロールに注意しながら読んでみてください。

Google入社試験

第1問 : 「不用品セール」難易度☆☆

問題:

あなたと隣人が同じ日に同じ場所で不用品セールをします。あなたには、100ドルで売れると確信している商品があります。ところが、なんと隣人もまったく同じものを売ろうとしていました。しかも、隣人に聞くと40ドルで売るつもりだということでした。この隣人と特に親しくするつもりがないとして、あなたはどうすればよいでしょう。

解答と解説

隣人の商品を40ドルで買って100ドルで売る。

自分はその商品が100ドルで売れると確信しているところがポイント!

安く仕入れて高く売るというのはビジネスの基本中の基本ですね。

あくまでもビジネスセンスをはかる例え話です。実際に実行して隣人との関係を崩さないようにご注意を。

第2問 : 「吊り橋」難易度☆☆☆

問題:

夜、4人が吊り橋を渡ってキャンプ場に戻る必要があります。彼らは懐中電灯を1つしか持っておらず、電池は17分しかもちません。吊り橋は一度に2人が渡れる強度しかありません。4人はそれぞれ1分、2分、5分、10分で吊り橋を渡ることができます。どうすれば全員が17分以内で吊り橋を渡りキャンプ場に戻ることができるでしょう。

解答と解説

1分と2分がはじめに渡る→2分(または1分)が戻る→5分と10分が渡る→1分(または2分)が戻る。1分と2分が渡る。

求められる計算能力は算数レベルなのになかなか難しくて、めっちゃ良問だと思います!

足の速いやつを置いておくというのがポイントですね!

どれだけ合理的に考えられるかが求められます。

マイクロソフト入社試験

第3問 : 「5リットルの水」難易度☆

問題:

5リットル入る容器が1個、3リットル入る容器が1個ある。
水はいくらでも使えるものとして、二つの容器を使って、正確に4リットルの水の量をはかるにはどうすればいいか。

解答と解説

5ℓの容器に水5ℓを入れます。それを3ℓの容器に水が満タンになるまで移します。すると5ℓの容器に残った水は2ℓになります。そして3ℓの容器の水を全部捨てて、5ℓの容器に入っている水2ℓを3ℓの容器に移します。あとは5ℓの容器に水5ℓを入れ、3ℓの容器に水1ℓを移したら、5ℓの容器に4ℓの水が入っていることになります。

映画『ダイハード』の中に出てきた問題としても有名です。

一見するとただの算数の問題で、実際にただの算数の問題なのですが、水を移した容器の中身を捨てたり容器に残った残量に着目したりと、普通とは違う使い方をするため発想力が試されますね。

小学生にも出題できる内容のいい問題ですね。

第4問 :「マンホールの蓋」 難易度☆

問題:

マンホールの蓋が四角ではなく丸いのはなぜでしょう?

解答と解説

四角い蓋だと、斜めにすると穴に落ちてしまうから。

思わず「なるほど!」と言ってしまいたくなるような、日常の中から切り取ったシンプルだけどいい問題ですね。

数学的知識もありますが、やっぱりこの問題も発想力・着眼力なんですよね。

第5問 : 「金の延べ棒」難易度☆☆☆☆

問題:

あなたの会社の社員の一人が、給料を金の地金で日払いで払うように求めています。あなたは、この社員の7日分の給料に相当する値段の金の延べ棒を持っています。棒は既に7等分に切れ目が入っています。延べ棒を2箇所だけ切断してよく、1日が終わるごとにこの社員と精算しなければならないとしてどうすればいいでしょう?

解答と解説

1,2,4で切ればよい。

第1日は端から1単位を従業員に渡す。

第2日には、2単位の塊を従業員に渡しておつりとして1単位の塊を返してもらう。
これで手元には4単位の延べ棒と、 おつりでもらった1単位の塊が残り、もう切ることはできない。

第3日には、1単位の塊を渡す。

第4日には、4単位の塊を渡し、2単位と1単位の2つの塊をおつりとしてもらう。
それを使って第5日、第6日、第7日の支払いをする。

まず給料からおつりをもらうという発想が出てこない!

数学パズルのような問題ですが、これは難問ですね!

第6問 : 「毒入りの薬」難易度☆☆☆☆

問題:

錠剤が入った瓶が5本あります。そのうちの1本の錠剤すべてが汚染されています。それを見分ける唯一の方法は重さで、普通はすべて1錠10グラム、汚染された瓶の錠剤はすべて1錠9グラムです。秤で1度だけ重さをはかって汚染された瓶を見分けるにはどうしますか?

解答と解説

5本の瓶から最初の瓶から1錠、2番から2錠、3番から3錠、4番から4錠、5番から5錠。すべて10グラムなら10+20+30+40+50=150グラムになるはず。何グラム下回るかでどの瓶の錠剤が9グラムなのかわかる。たとえば3グラム足りなければ3番だし、5グラム少なければ5番。

これも数学パズルですね。マイクロソフトは数学パズルがすきですね。

これもかなりの良問だと思います!

YouTube入社試験

第7問 : 「釣り」難易度☆☆☆

問題:

魚のいない海で魚を釣り上げるための方法を考えてください。

解答と解説

海に魚がいないなら釣りを諦める。魚が現れたら釣りを始めればいい。

海をマーケット、魚を消費者と考えたときに、消費者がいないのだから無駄な労力と時間を使う必要はないということですね。

個人的にすごくいい問題だと思いました。目的と手段を混同せず、なんのための努力なのか、意味のある努力なのか、努力のベクトルを考えてみることは大事だと思います。

ちなみにわたしは即釣りを諦めました。

BMW入社試験

第8問 : 「8元の鶏」難易度☆☆☆☆☆

問題:

ある人が8元で鶏を1羽仕入れ、一旦9元で売りましたが、10元で買い戻し、再び11元で売りました。いくら儲けたでしょうか?

解答と解説

2元の損、またはそれ以下の儲け

普通に考えれば2元の儲け。しかし、最初から11元で売れていれば3元の儲けだったところ、途中で売買を繰り返してしまった。買い戻したマイナス1元と合わせて2元の損失。

これが初見で解ける人っていったい何%いるんだろうか・・・ってくらい難問!解けたあなたはすごい!

ゴールドマンサックス入社試験

第9問 : 「2頭のライオン」難易度☆☆☆☆☆

問題:

あなたが旅をしていると目の前に2つの扉が現れ、それぞれの扉の前にはライオンが1頭ずついました。傍らの立て札には、こう書かれています。 『片方の扉はあなたを新しい世界へ導くが、もう一方の扉は、過去へ逆戻りする。2頭のライオンは「はい」か「いいえ」でしか答えられない。1頭は真実しか語らず、もう片方は嘘しか語らない』  あなたはどちらのライオンに何と質問をすれば、新しい世界へ行けるか。ただし、質問できるのは1度だけである。

解答と解説

片方のライオンに「君は『こちらが新しい世界への扉か?』と聞かれたら『はい』と答えるか?」と聞く。

真実を語るライオンであれ、嘘しか語らないライオンであれ、新しい世界への扉については「はい」と答え、逆戻りする扉については「いいえ」と答える。ライオンと扉のすべての組み合わせを試すとはっきりする。ライオンが「はい」と答えればそのまま進めばいいし、「いいえ」と答えたらもう片方の扉を進めばいい。

頭が痛くなりそうな問題・・・。論理のトリックというか、ありがちな問題のような気もしますが、もしわたしが実際の面接でこんな問題を出されたら即答できないことを悟って萎えそうです。

Apple入社試験

第10問 : 「100枚のコイン」難易度☆☆☆☆☆

問題:

テーブルに裏表のあるコインが100枚、並べられています。10枚は表が、90枚は裏が上になっています。あなたは、コインの裏表を感じたり、見たり、あるいはどんな方法を使っても知ることはできません。表が上になっているコインの数が同じになるように、コインを2つの山に分けてください。

解答と解説

100枚のコインを10枚と90枚の2つの山に分け、
10枚の山のほうのコインをすべて裏返す。

10枚と90枚の2つの山に分けた際に、10枚の山のほうに表を向いてるコインが3枚あったとすると、90枚の山のほうには、7枚の表を向いているコインがあるはずです。

そこで10枚の山のほうのコインをすべて裏返すと、表を向いているコインが7枚と裏が3枚となり、90枚の山と表を向いているコインが同数になります。

これは、3枚の時だけではなく、他の枚数の場合でも同数になります。

数学的に説明すると…

コインを10枚と90枚の2つの山に分け、10枚の山の表を向いているコインの数をx枚とする。両方の山にある表のコインの合計数は10枚なので、90枚の山の表を向いているコインの数は10-xとなる。

10枚の山のコインをすべて裏返せば、表を向いているコインの数が10-xとなり、90枚の山のと同数になる。

難しいけどなるほど!こういうのがぱっと解ける人ってすごいと思います!

一流企業の入社試験まとめ

いかがでしたか?

世界のトップ企業は入社試験がとてもユニークで、独自の採用活動を展開していて面白いですね。

ただのクイズやとんちではなく、ビジネスに必要なセンスやひらめき・発想力が問われる問題ばかりで素晴らしいですね!!

「学生時代に頑張ったことは何ですか?」「テニスサークルの副部長として…」などという、日本企業がみなやっているママゴトのような間抜けな面接はしない。

自社に必要なスキルや思考能力を見極めるために、プロフェッショナルな「入り口」を設け、それをクリアしてきた人だけを迎え入れる。

引用元:キャリコネ Career Connection

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