『FYI』とだけ書かれたメールが来たけど、なんだこれ?
何かの略語?スラング?添付されている資料は開封して大丈夫なのかな?
「なんかよくわからないけど重要そうなメールではなさそうだし後回しにするか・・・」ちょっと待った!あとで困ったことになるかもしれませんよ!
今回は、ビジネスメールでよく使われる略語の一つ『FYI』について解説したいと思います。
この記事を読めば、FYIの意味を理解し、正しい使い方について学ぶことができます!
何となく意味は知ってるけど、もっと詳しく知りたいと言う方についても、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Contents
FYIって何の略?意味と読み方
FYIの意味は「ご参考までに」
FYIの意味は「ご参考までに」です。
メールやチャットで使える言葉で、相手が興味があるかもしれない情報や相手に知っておいて欲しい情報を、参考情報としてカジュアルに相手に伝えることができる便利な言葉です。
FYIは「For your information」の略
FYIは、「For your information」の頭文字をとった略語です。直訳すると、「あなたの情報のために」となります。
海外のビジネスシーンではよく使われるごく一般的な言葉で、日本で仕事をしていても外資系企業やグローバル企業なんかでは普通に浸透しています。もちろん、日本人同士のやり取りでも使うことがありますし、私も仕事をしていて見かけることがあります。
FYIの読み方は「エフワイアイ」「フワイ」
FYIは書き言葉として使われるので、特に決まった読み方はありません。
口にする場合は、そのまま「エフワイアイ」と呼ばれることが最も多いです。たまに「フワイ」と言っている方もいますし、お好きな方で結構です。
メールでのFYIの使い方
FYIは転送メールで使う
FYIを最もよく使うシーンは、メールの転送です。
自分宛に届いたメールで、関係者にもお知らせしておいた方がいいなと思う内容であれば、参考情報として転送します。その際に、メール本文には「FYI」とだけ記載します。さくっと送れてとても便利です。
FYIに対して返信は不要
FYIは、あなたに対して何かしらのアクションを要求するものではありません。
内容について確認したいことがある場合を除いて、FYIメールに対する返信は不要です。返信しなくても失礼には当たらないので気にしなくても大丈夫です。
ただ、相手が自分にも知っておいて欲しいと思って送ってきているので、内容には簡単に目を通しておきましょうね。後日その話題が出るかもしれませんからね。
上司や先輩に対してFYIを使う時の注意点
上司にFYIを使うのはなるべく避ける
FYIはさくっと使えてとても便利な言葉なのですが、カジュアルな印象があると言うことは留意しておいた方がいいでしょう。
特に、日本人の上司に対してFYIを使うのはなるべく避けた方が無難でしょう。人によっては「軽い」と捕らえられてしまうことがあります。
特に、FYIと言う言葉を知らない上司に対しては、急に部下からFYIとだけ書かれたメールが届いてもイラッとされてしまう恐れがあるので注意しましょう。
英語メールでは上司にFYIを使っても大丈夫
英語メールではFYIは一般的な言葉として浸透しているので、上司に対してFYIを使っても大丈夫です。
あとは、外資系企業やグローバル企業であれば社内にこういった文化も浸透していると思うので日本人同士で使うことも問題ないでしょう。
FYIは相手を選んで使おう
FYIは日本に浸透してきたとはいえ、まだまだ知らない人も多い言葉です。その分、相手を選んで使うことが肝要です。
FYIを使えない時は、「ご参考までに転送いたします」としておけば丁寧で間違いないでしょう。無理して使う必要はないです。
FYIとFYRの違い
FYRは「For your reference」の略
FYIと似た言葉に、FYRと言うものがあります。
これは「For your reference」の略語で、直訳すると「あなたの参考(参照)のために」となります。
FYIとFYRに大きな違いはありませんので、特に気にすることなく同じものとして覚えておけば大丈夫です。
まとめ
最後に今日のポイントをおさらいしておきます。
FYIは便利な言葉なのでぜひ活用してみましょう!
- FYIは「For your information」の略語
- FYIの意味は「ご参考までに」
- メールで転送で使う
- 情報共有の意味合いが強いので緊急性は低く、返信は不要
- 使う時は相手を選んで使いましょう