ブログを書いていると、2~3時間で1記事を書ける時もあれば、ドツボにはまったように一日中うまくいかない時もあります。そんな時に、環境を変えるなど少し工夫をするだけで一気に作業が捗ることがあります。そんな時、やっぱり効率をあげるために工夫するって大事だなあと実感します。
ブログに限らず、仕事でも昨今の「働き方改革」の流れを受けて、これまで目を向けなかった「効率」を意識しはじめた日本人は増えていることでしょう。
ただがむしゃらに努力をすれば成果がついてくるのかというとそうではないと思います。今日は、成果を上げるための「努力の質」をテーマに記事を書きたいと思います。
成果をあげるためには努力の質にこだわるべき
さて、タイトルの通りですが、効率をあげるためには努力の質にこだわるべきだと思います。
先日、武井壮さんが下記のツイートをしました。
『努力しても記録が伸びない』と言う人は記録が伸びる人を『たいして努力しないのに伸びる』と言うけど答え分かってるやん。。
— 武井壮 (@sosotakei) September 9, 2019
『努力には質がある』
伸びない努力はキツイけど効果は出ない事が多いし、効果の高い努力は少なくても効果出るってことよ。。
努力をキツさや量で測ってるうちは伸びねえな
要するに、努力の中身に目を向けることが大切と言われています。
武井壮さんは、学生時代に競技歴わずか2年半で十種競技の全日本チャンピオンになった実力を持つ超一流のアスリートです。 とても合理的でクレバーな方だなと思い、いつも拝見しています。
武井壮さんはアスリートですが、彼の言っていることは決してスポーツ競技にかかわらず広義に解釈できると思います。似たような言葉として、「努力のベクトル」などという言葉がよく使われますが、努力をどう定義するのかという話ですね。
質の高い努力とは何か
では、質の高い努力とはなんでしょうか。
彼は先程のツイートの後、下記を追記しています。
競技の練習における『質』っていうのは技術が高度であることじゃない。そうなら競技歴の浅い人の練習は全部質が悪いことになっちまう。『質が高い』練習ってのはその目的とする競技に必要な能力をダイレクトに養える内容の事だ。
— 武井壮 (@sosotakei) September 9, 2019
『既に手に入れた高い技術で少し練習する』のはもう日常の確認だわな。
こちらも競技における質の話ではありますが、目的達成に必要な最短ルートを合理的に考えるという意味では広義に解釈できそうです。
特に我々日本人は、「努力=正義」と短絡的に捉えてしまいがちな性質が強いと思います。努力していれば素晴らしい、頑張っていれば褒められる、努力=偉い。しかし、その努力は何のためにあるのでしょうか。本来、目的を達成するための手段であるはずの努力、それ自体が目的になってしまっていませんか。
努力が尊いのは言うまでもありません。しかし、成果を上げるためには意味のある努力ができるように努力しましょうというお話です。
では、どうやって質の高い努力を見つければいいのでしょうか。
質より量でなく、量が質を生む
わたしの結論、とにかく量をこなすことです。
わたしの知る限り、いろいろな著名人やクリエイター、成功者と呼ばれる人たちはすべからく圧倒的に量をこなしています。
ただし、それは無思考に時間を潰すことではなく、常に目的意識を持ち、迷い、改善を重ねながら量をこなすことが大切だと思います。
思考錯誤やトライアンドエラーという言葉がありますが、まさにその通りで、数を重ねながら少しづつ軌道修正して成長していくことが質を高めることに繋がるのではないでしょうか。
中には、一発で自分に何が必要かわかってしまうような天才的な人たちもいるのかもしれませんが、多くの人たちにとっては、とにかく量をこなさなければ辿り着けない境地というものがあるのだと思います。
「質より量」「量より質」という言葉がありますが、これは前提として量と質を区別して考えています。しかし、私の考えは違います。「量が質を生む」です。
根性論では何も達成できない
量をこなせというと根性論だみたいに思われるかもしれませんが、そうではありません。むしろ、根性論では何も達成できないと思っています。大切なのは、ゴールから逆算してきちんと道筋をたてること。意味のある努力を重ねることです。
道筋を立てたとしても、結果的にうまくいかなかったりしてしまう。途中で道を間違えていることに気づいたりすることもあるはずです。でも、それはそれで学習なので問題ないと思っています。
ただやみくもにトライすることと、何か目的をもってトライしてみれば、それが失敗に終わったときにも、この方法はよくなかったという学びがありますが、ただやみくもにトライを繰り返していても結果を評価する指標がありません。それでは、ただ時間が過ぎていくだけで次につながりません。
合理的に考えて努力し、後悔しない未来を手に入れよう
2014年、米国のボーリング・グリーン州立大学の研究チームが、人の意思決定のタイプは大きく以下の5つに分類されると発表しました。
- 合理的タイプ:論理的に分析、比較し、合理的に選択するタイプ
- 直感的タイプ:数字やデータより自分の感覚を重視するタイプ
- 依存的タイプ:他人のアドバイスに耳を傾け意思決定していくタイプ
- 回避的タイプ:最終決定を先延ばしにしようとするタイプ
- 自発的タイプ:選択するスピードが早く、決断力があるタイプ
上記の5つのタイプの中で、自分が下した選択とその結果について、後悔しない確率が最も高かったのは合理的タイプだったそうです。
自分の選択に迷いが生まれると、継続的努力の妨げになります。努力の質を考えるにおいても、そのために量をこなすためにも、合理的に考えて選択し、行動することがいい結果を生みそうです。
まとめ
最後に今日の記事を振り返って終わりにしたいと思います。
- 成果を出すためには努力の質を上げる必要がある
- 質の高い努力とは、目的達成のために必要な能力をダイレクトに養える内容
- 質を身に付けるには、試行錯誤しながら量をこなす
- 根性論では成果は出ない
- 合理的に考えて努力を継続して幸せになろう
さて、わたしも思考し続けながら手を動かし続けます。