みなさんこんにちは。ナカジマン(nakajimanblog)です。
先日、15回目にしてついにGoogleアドセンスに合格することができたので、わたしが実際に合格するまでに行った対策と考察をご紹介したいと思います。
Googleアドセンスの審査は年々難しくなってきているうえに審査に落ちた場合に具体的な不合格の理由を教えてくれないので、何度も審査に落ちてしまいどうすればいいかわからずに途方に暮れている方も多いと思います。
また、上記のような理由のためにネット上にも情報が錯綜しており、何が正解か不正解かわからない状態です。
わたしの場合、ブログ開設当初からアドセンスについて深く考えておらず、最初の申請までに記事数を増やしすぎた(約70記事)ために、どこに原因があるのかわからず迷宮入りしました。
この記事で、同じような境遇にいる方の背中を少しでも後押しできればと思います。
うおー。アドセンス合格きたー😭
半年間ぐらいアドセンスのことは深く考えずにひたすら投稿を優先していたために迷宮入りし、本当に苦労しました💦
以前から仲良くさせてもらっているモキチさん@mokichi_kimochi に感謝🙇♂️
これからどんどん記事を書きたいです💪#グーグルアドセンス #ブログ初心者— Nakajiman@英語と趣味の日々 (@nakajimanblog) February 19, 2020
Contents
不合格理由「価値の低い広告枠(複製されたコンテンツ)」とは何か
冒頭に、Googleアドセンス審査では不合格になった具体的な理由を教えてくれないと書きましたが、一応ざっくりとは示してくれます。
そして、わたしの場合は「価値の低い広告枠(複製されたコンテンツ)」というのがその理由でした。
おそらく、合格できずに悩んでいる人のほとんどの不合格理由もこれだと思います。この理由は、一体どういう意味なのでしょうか。
ここからはわたしの勝手な考察になりますが、基本的にはアドセンスの審査は半自動化されていると考えます。膨大な数の申請をすべて人間の目で選別することは難しいでしょうし、判断基準も曖昧になってしまうからです。
ロボットがさまざまな情報を精査する中で、Web上に存在する他の記事との類似性が高かったり、ボリューム(文字数)が少なかったり、記事に禁止ワードが含まれていたりと・・・様々なデータをもとに評価されているはずです。
そういったものを総称して、まだコンテンツが十分でないと判断されたものすべてに「価値の低い広告枠(複製されたコンテンツ)」という理由が添えられて不合格が通知されているのだと思います。
わたしはこの考えをもとに、ロボットが客観的にサイトを判断する際に見られそうなところ(数値化出来そうな部分)や認識されそうな部分を意識しながら改善作業をしてきました。自分が意図していないものだとしても機械から見れば引っかけられそうなところなども修正しています。
こんなことを考えながら対策してきたんだな思ってもらいながら、以降の本文を読んでもらえるといいかなと思います。
審査を受ける前に最低限は確認すべきこと
以下の項目は、審査を受ける前に最低限これだけは確認しておきたいという前提条件です。
これは、記事の中身を考える以前にサイトを運営する上で最低限準備しておきたいものになります。いま合格できずに悩んでいる方の中で、もし以下の項目が抜けている人がいれば、まずはそれを完成させてください。
プロフィールページの設置
お問い合わせフォームの設置
プライバシーポリシーの設置
サーチコンソールにサイトマップ登録
1.プロフィールページの設置
サイトには運営者情報としてプロフィールページを作成して載せておきましょう。
はじめて訪れたサイトを読んでいるときに、プロフィールページがあると思わずクリックしてしまいませんか?わたしはけっこうしてしまいます。
プロフィールページがあるサイトは、それだけで独自性がでます。それに、読者の方にとってもどんな人が記事を書いているのかがわかった方が親しみもわくしサイトの信頼性にもつながりやすいと思います。
簡単なものでもいいので、プロフィールページを作ってわかりやすい箇所に設置するのがおすすめです。ちなみに、わたしはヘッダーの中にプロフィールという項目を入れていました。
2.お問い合わせフォームの設置
お問い合わせフォームの設置は必須と考えます。
サイトを作成して公開している以上、またそこに広告を貼って収益を得る構造を作るための申請をしているのですから、サイトの運営者にコンタクトする方法がないというのはあまりにも不親切で無責任です。
もしまだお問い合わせフォームを設置していなかったという方は、サイトを運営する者の最低限の務めとして必ず設置することをおすすめします。
お問い合わせフォームを設置するには、『Contact Form 7』というプラグインを使う方法がおすすめです。具体的な方法はここでは割愛しますが、プラグインをダウンロードしてコードを貼るだけなので、何も難しいことはありません。各自でググってもらえると幸いです。
お問い合わせのページを作ったら、一番わかりやすいようにヘッダーに設置しておくのがおすすめです。
3.プライバシーポリシーの設置
プライバシーポリシーとは、ウェブサイトの運営を通して集めた個人情報の取り扱いなどについて、運営者がその方針を定めた規範のようなものです。
Google自身がコンテンツポリシー内で必須コンテンツとして要請している通り、Googleアドセンスを利用するサイトは必ずプライバシーポリシーを設置し、その中に以下の情報を記載する必要があります。
Cookieを利用してユーザーのアクセス情報を取得し、それをもとに広告を表示しているということ。
ユーザー自身で無効化することもできるということ。
プライバシーポリシーをどのように書けばいいのかということですが、ゼロから全て自分で考えるのではなく、いろんな方が雛形を用意してくれているのでそれらを参考に自分流にアレンジして使うのがいいと思います。
いろいろなブログや企業サイトなどを見て回ってみても参考になると思います。
4.サーチコンソールにサイトマップ登録
サイトマップの登録も済ませておきたい項目です。
サイトマップとは、サイト上のページや動画などのファイルについての情報や、各ファイルの関係を伝えるファイルです。Google などの検索エンジンは、このファイルを読み込んで、より高度なクロールを行います。サイトマップはサイト内のどのファイルが重要かを Google に伝えるだけでなく、重要なファイルについての貴重な情報(ページの最終更新日、ページの変更回数、すべての代替言語ページなど)も提供します。
要するに、「自分のサイトの更新情報などをGoogleに伝えることでクローラーに認識されやすくなる状態をつくる」と思っておいてください。
サイトマップの設置は必ずしも必要ではないのですが、特にサイトができて間もない内などはクローラーから認識してもらうためにも設置しておいた方が無難だと思います。
具体的な方法はここでは割愛しますが、これもググればいくらでも出てくるので、まだ設置を済ませていないという方はぜひ調べてみてください。
合格するまでにわたしが行った7つの対策
ここからは、わたしが実際に行ったアドセンス審査対策をご紹介したいと思います。
1.すべての画像にalt属性(代替えテキスト)をつける
アイキャッチ画像、プロフィール画像を含む、サイト内で使用しているすべての画像にalt属性(代替えテキスト)をつけます。
代替えテキストとは、画像という非テキストコンテンツに対して付与するテキスト情報のことです。たとえば、「スターバックスでコーヒーを飲みながら談笑している3人の若い男女」のように、画像が表している内容をテキストで示してあげます。
代替えテキストは、通常は目に見えないので一見あまり意味がないように思えるかもしれませんが、以下のような効果があります。
画像が表示されない場合に、代わりにテキストが表示される
読み上げ機能がある(目の不自由な方に対応できる)
ロボットが画像の内容を認識できるのでSEO効果がある
以上のようなことから、代替えテキストはWebコンテンツを作成する上でとても大切なものなので、必ずしておいた方がいいと思います。
代替えテキストは、キーワードの羅列ではなく、上記の例のように文章形式で書きます。テキストだけを見て画像の内容がわかるような具体的な文章を意識して書きましょう。
2.すべてのアイキャッチ画像に文字入れをする
すべてのアイキャッチ画像には文字入れをします。目的は、その画像をWeb上にひとつしかないオリジナルのものにするためです。
Googleのロボットは、画像をほぼ100%識別できます。たとえ有料画像サイトからダウンロードした著作権上問題のない画像を使っていたとしても、同じ画像を使っているサイトがWeb上にないとは限りません。
そのような場合に、コピーコンテンツと判断されないためにも念のため文字入れをしておくことで回避できる可能性を高めておく必要があります。
デザイン的に好みじゃないから文字入れはしたくないという方にとってはもどかしいと思いますが、やはり念のため対応しておいた方が無難です。できることはすべてやっていくぐらいの覚悟で、考えられる原因はひとつづつ潰していって少しでも合格の可能性を上げましょう!
文字入れには、Canvaというサイトを使いました。利用は無料な上、オンラインで作業を完結できるところがめちゃくちゃ便利でとてもおすすめです。
アドセンスに受からないのでブログの改善活動中です🔧
ところで、僕はアイキャッチ作成はCanvaを使っています。Web上で完結できるし操作性も最高です✨文字の縁取り機能がないんですが、構わないという方にはおすすめですよ☺️#ブログ初心者 #starbucks #休日の朝のルーティーン #canva pic.twitter.com/NBFAGN1wad— Nakajiman@英語と趣味の日々 (@nakajimanblog) January 13, 2020
3.禁止ワードやネガティブな言葉遣いを見直す
Googleアドセンスを利用するためには、禁止事項やNGワードにも細心の注意を払う必要があります。
もしあなたが会社の社長だとして、変なサイトに自分の会社の商品の広告が出ていたらどう思いますか。会社のイメージが下がるので困りますよね。当然Googleもそんな事態は起こしたくないので、厳しいコンテンツポリシーを設けてわれわれのサイトが広告を貼れるサイトに値するのかどうかを常に監視しています。
その監視方法のひとつがNGワードだと考えます。実際にどんな言葉がNGなのかはわかりませんが、キーワードが機械的にチェックされているのは間違いないと思います。
わたしの場合は、薬やお酒を連想させるキーワードがいくつかあったので見直しました。他にも、日本人の国民性について書いていた記事で、意図はしていなかったのですが、特定の人種や国籍に言及する内容になるため念のため削除しました。
コンテンツポリシーに関する諸々は、「Adsenseプログラムポリシー」に記載されているのでまだ読んでいないという方は目を通しておきましょう。
4.広告はすべて外す
アドセンス以外の広告は外しておいた方が無難です。これはネットでアドセンス審査対策について調べているとよく出てくるのですが、正直真偽のほどはわかりません。
個人的には、別にいいんじゃないの?と思ったりもしますが、考えられる原因はすべて取り除いておいた方が無難です。
5.記事の見直し(下書き戻しとインデックス削除)
公開している記事すべてに目を通し、質の低そうな記事(だれが書いても似通った内容になりそうな記事)を下書きに戻し、さらにサーチコンソールからインデックス削除しました。
わたしの場合、英語のフレーズ紹介系の記事はほとんど下書きに戻しました。需要はあると思っているのですが、独自性が低いコンテンツとして評価を下げる原因になると考えました。
他にも、ブログ開設当初は記事の投稿頻度を重視していたので、中には完成度が低いと感じるものもあり、そういったものもすべて下書きに戻しました。
記事が増えすぎて迷宮入りしていたわたしは、既に公開していた68記事を最終的に8記事まで絞りました。そこに3記事を追加して11記事で合格しています。
寝る間を惜しんで苦労して積み上げてきた記事を下書きに戻すのは本当につらかったですが、先延ばしにすればするほどもっと難しくなるので、いまやるのが最善と信じて進みました。
6.文字数は最低2000文字以上
公開しているすべての記事の文字数をチェックし、一番少ない記事でも2000文字以上になるように調整しました。
審査の基準として最低文字数が設けられているかどうかは微妙な所です。ただ、これについても仮に閾値(しきいち)が設定されていた場合のことを考えて、一応チェックしておいたほうがいいとは思います。
記事ごとの文字数以外にも、すべての記事の文字数の合計という基準も考えられます。後者の方は、合計で2万文字以上あればいいのではないかと考えます。
7.コピペチェックツールで記事の類似度を確認
コピペチェックツールを使って、自分の記事と類似している記事がWeb上にないかどうかを確認します。
このツールの本来の使い方は、記事作成を外注している企業や個人の方などが、成果物がコピペされたものでないかどうかを確認するためのものだと思いますが、審査の過程で同様のツールを使って記事をチェックされている可能性を考慮しておきます。
わたしが使っていたのは、CopyContentDetectorという無料ツールです。面倒な登録も不要でだれでも無料で使うことができるのでおすすめです。わたしの場合、類似度の平均は約2%です。
Googleアドセンスの審査対策まとめ
ブログ開設から半年経ちアクセスも順調に伸びていている中、この改善作業は本当に苦しかったです。
最近はアドセンスの審査が難しいので同じような思いをしている方はたくさんいると思います。少しでもそんな方の参考になればと思いこの記事を書きました。
すべては私の考察なのでこの通りにすれば必ず合格するとは言えないですが、根気強く頑張れば必ず合格できるはずです。わたしも結果として、本格的に改善を始めた年始から約2ヶ月で合格まで辿り着くことができました。
Twitterもやっているので、話しかけてもらえればわたしに答えられる範囲でアドバイスさせていただきます。行き詰った時は気軽に話しかけてくださいね。
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