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サーバーとは?ドメインとは?WEBサイトはどうやって作るの?ネットの世界のイメージを解説します

インターネットに接続しているサーバーのイメージ画像

はじめてWEBサイトを作ったとき、その過程で知らない用語がいっぱい出てきました。そんな中、わけもわからないままサイトを作ったのを覚えています。

ネットや本などで調べながら指示通りに進めていけばサイトは完成すると思いますが、自分が何をしているのかわからないというのはちょっと気持ち悪いものですよね。

ネットの世界は現実世界と違って実態がないので、掴みどころがなくてイメージが沸きにくいです。

ネットってどこにあるの?アナログ脳では理解できませんね。だってネットはデジタルの世界ですから。アナログとは別次元の話なのです。

ここでは、WEBサイトを作ろうと思ったときに必ず出てくる、サーバーとドメインに焦点を当てて、例え話をしながらネットの世界をわかりやすく解説してみたいと思います。

サーバーとかドメインという言葉は聞いたことはあるけど、それがどういう役割をしているのかわからないという方や、WEBサイト作成に興味のある方は是非ご覧ください。

インターネットの登場=新たな地球の誕生

サーバーやドメインについて解説する前に、インターネットという世界について少しお話したいと思います。

インターネットの登場はまさしく革命的でした。インターネットの登場によって世界はガラリりと変わりました。

それは、足し算でも掛け算でもなく、全く別次元の新しい世界が誕生したようなものです。

以降で解説するサーバーとドメインについて理解するためにも、インターネットの登場は地球がもう一つできたようなものだと思ってください。

ネットという新たな地球は、現実の地球とは比較にならないほど広大

現実の地球には、物理的な大きさがあります。長さの単位から空間の広さを計る単位、他にも重さを測る単位など様々です。しかし、ネットの世界にはそもそもそういった概念すらありません。

代わりにあるのはデータ量という概念です。データの単位は、B(バイト)といいます。MB(メガバイト)やGB(ギガバイト)という言葉は聞いたことがありますよね。デジタルの世界では、データ量が大きいほど容量をとります。しかし、地球と比べると無限とも思えるくらいに広いのです。

では、以降はサーバーとドメインについて解説していこうと思います。

サーバーは土地

ネットの世界をもう一つの地球だと思ってもらえればいいと言いましたが、サーバーとは土地だと考えてもらうのが一番わかりやすいと思います。

家を買おうと思ったら、お店を出して何か商売をしようと思ったら、まずは土地を買わないといけませんよね。それはネットの世界でも同じで、サイトを作ろうと思ったらまずは土地=サーバーを確保する必要があります。

サーバーは、サイトの中で使用している写真や文章や動画などのデータを保管しておく場所になります。広い土地=容量の大きいサーバーほど、サイト内で使用するデータを多く保管しておくことができます。

土地=サーバーは無料でレンタルできる

現実の世界では土地を無料でレンタルすることはできませんが、サーバーというものは容量が小さいものであれば無料で借りることができてしまいます。なぜそんなことが可能なのでしょうか。

もし、あなたが現実世界で家を建てようと思ったらどれくらいの土地が必要でしょうか。数十平米~数百平米といったところでしょう。先にも述べたように、サーバーのキャパシティ(容量)はデータ量で決まりますが、数十GB(ギガバイト)の容量があればシンプルなホームページなら数千は余裕で作れてしまいます。

USBを想像してみてください。あんな小さなものでも最近の者は数十GBは余裕であります。つまり、土地=サーバーを貸し出す業者は、小さな土地であれば無料で貸し出してもさほどダメージがないのです。むしろ、そうすることで人を集めて会社の名前を売る方が効率がいいのです。

ドメインは住所

ドメインというのは、サイトのURL内にある「〇〇.com」の部分になります。このサイトですと、「nakajiman.com」というドメインを取得しています。

.comだけでなく、.co.jpや.me、.netなど様々な種類があります。.co.jpは日本の企業しか取得することができず、価格も高いため信頼があるなど個々に特性があります。

ドメインは住所と思ってもらうのがわかりやすいと思います。現実世界であれば、土地に住所が勝手にくっついてきますが、先にも述べたようにネットの世界には空間という概念がないので、土地とは別に住所を取得しなければなりません。

土地と住所は、それぞれを取得しただけではバラバラなので、お互いを紐付けてあげるという作業をしなければなりません。この土地にはこの住所がくっついていますよ、というようにです。

住所は重複してはならず、他の誰かが既に取得しているドメインと同じものは取得することができません。

空きドメインは簡単に調べることができます

ドメインを販売している業者のサイトに行けば、空きドメインは簡単に調べられます。「空きドメイン」と検索したら該当のページが出てきます。

試しに、このサイトのドメインでもある「nakajiman.com」というドメインが空いているかどうかを調べてみてください。購入不可であることが確認できると思います。

サイトは家

さて、土地を確保し住所も取得しました。あとは家を建てるだけです。そう、家=あなたのサイトです。是非あなた好みの家を建ててください。

家は一から建てる必要はない。ある程度形になったものが無料で手に入る。

家を一から建てることもできますが、それにはそれなりのプログラミングの技術が必要になります。一からサイトを構築できるのは自由度が高いので、中にはそうしている方もいらっしゃいます。

しかし、ほとんどの方は既に完成した家を使っていると思います。それは、テーマと呼ばれています。テーマは無料のものから有料のものまでたくさんの種類がありますので、好きなものを選んでもらえればいいと思います。

おすすめは無料テーマをCSSでカスタマイズ

わたしのサイトでは、「cocoon(コクーン)」という無料テーマを使用させていただいています。

追記:当サイトは、テーマを「JIN(ジン)」に変更しました

無料テーマの中には、cocoonのように優良テーマにもひけをとらない高機能で素晴らしいものがあります。そういったものを使用して、細かなところは自分でカスタマイズすることが可能です。

CSSというスクリプト(一種のプログラミング言語)が必要になるのですが、CSSはプログラミングのように難しいものではありませんので、是非勉強してみることをおすすめします。

サイトは基本的には、HTMLという言語を使って、配置などデザインの基礎が構築されており、その基礎にCSSを追加して色どりがつけられることでできています。

CSSを使えば、見出しの色を変えたり、見た目をカスタマイズしたり、細かなデザインの着せ替えができます。裸の人間に、服を着せたり靴を履かせたりするようなものです。

最後に:少し脱線もしましたが

最後の方は少し脱線もしましたが、サーバーとドメインの例え話にはじまり、サイトがどのようにできているのかというイメージは掴んでもらえたのではないでしょうか。

サーバー=土地ドメイン=住所サイト=家

実はけっこう簡単に作ることができてしまいますので、興味のある方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。