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“other”と”another”の違いと使い分け方を解説

今日は、多くの人が混乱している”other”と”another”の違いについて説明したいと思います。

どちらも、「他のもの」という意味がありますが、日本語で考えるだけでは使い分け方がよく分かりません。

今回は、「Other」「The other」「Another」の3つの使い分け方について、実際にどういったルールがあり、どういったシチュエーションで使われるのか、例文を交えて解説します!

「Other」の使い方

Other=「不特定の複数」

Otherは、不特定の複数を表す

よって、otherの後ろには複数形の名詞が来ることになります。

例文

Do you have any other ideas?(何か他のアイデアある?)

・He teaches at other schools, too.(彼は他の学校でも教えています。)

《other + 複数形》は、《others》とまとめることもできます!

The other=「残りの全て」

The otherは、特定の残りの全てを表す

残りのすべてなので、全体がふたつしかなければ残りは一つですし、たくさんあれば残りもたくさんです。

よって、The otherの後ろには、単数名詞・複数名詞のどちらが来てもOKです。

例文

・One is for you and the other is for your friend.(ひとつは君に、もうひとつは君の友達にあげるよ。)

・I don’t know where the other people went.(他のみんながどこに行ったのかわたしは知らない)

《the other + 複数形》は、《the others》とまとめることもできます!

「Another」の使い方

Another=「不特定のもう一つ」

Anotherは、不特定のもう一つを表す

Anotherは、ずばり「もう一つの」です。

では、The otherとの違いは、不特定のものであるということです。

例文

・Can I have another cup of coffee?(コーヒーをもう一杯いただけますか。)

・I don’t think this color really matches you. Why don’t you try another one?(この色は君にはあまり似合ってないと思うなあ。他のを試してみたらどう?)

まとめ

anotherとotherの使い分けを身に付けるためには、一度頭の中でルールを整理しておくこと、そしてその上でとにかく慣れることが大事です。

ポイントは、まず出だしで特定なのか不特定なのかを判断することです。

「theがつく=特定」「theがつかない=不特定」なので、これで出だしがうまくいきます。

そのあとに、単数なのか複数なのかによって正しいものを選べばOK。

The anotherというものは存在しないので注意してくださいね。

なぜかというと、anotherは、an+otherが由来になっているからです。

anとtheは、どちらも同じ働きをするもの(冠詞)なので、両方がつくことなないと覚えておくと、the anotherはおかしいということがわかるはずです。

さて、英語の使い分けは最初のうちは混乱してしまうかもしれませんが、あまりにも厳密に考えすぎて実践する機会が無くなってしまっては意味がないということも頭に入れておきましょう!

間違えても意味は通りますので問題ありません!

こういう違いがあるとルールを知っておくことは意味のあることですが、英語上達のためには使うことが大切です。

頑張ってくださいね!