英語で寒いといえば、「Cold(コールド)」です。
でも、一口に寒いと言ってもいろいろな寒いがありますよね。
凍えるように寒い時も、肌寒い時も、全部をcoldでまとめるのはちょっとつまらなくないですか?
そこで今回は、cold以外で寒いを表す4つの英語表現をご紹介したいと思います。
この4つの英語を覚えるだけで、コミュニケーションの質をグッと高めることができるので、これからの季節の会話に役立ててみてくださいね。
Contents
寒いを表す基本の英語と伝え方
Cold(コールド) 寒さレベル:万能
Coldは、寒いを表す万能な英語です。
寒さの程度に関わらず使うことができます。
実際の場面では、so cold、really coldのように程度を表す副詞と組み合わせて使うことが多いです。そうすることで、少し寒い、とても寒いのように寒いの程度を使い分けることが出来ます。
【例文】
- It’s cold today.(今日は寒いですね)
- It’s a little bit cold today.(今日は少し寒いですね)
- It’s so cold today.(今日はかなり寒いですね)
- It’s really cold today.(今日はとても寒いですね)
天気を表す時の英語は、普通、It’s〜と言います。Today is〜と言ってしまいそうになりますが、今一度押さえておきましょう。
Cool(クール) 寒さレベル:涼しい
Coolは、ポジティブに寒さを伝えたい時に使える英語です。
つまり、涼しくて心地がいいと言う意味で使います。
例えば、夏の空調の効いた部屋や建物の中、避暑地や木陰など、暑い状態と対比して涼しい場所に対して使います。
【例文】
- It’s nice and cool here.(ここは涼しくて気持ちがいいですね)
ポジティブに寒さや暖かさを伝えたい時、非常によく使われる英語表現が、nice(ナイス)と組み合わせた、nice and cool(ナイスアンドクール), nice and warm(ナイスアンドウォーム)と言う表現です。ぜひ使ってみてください!
Chilly(チリー)寒さレベル:肌寒い
Chillyは、肌寒いと言いたい時に使える英語です。
秋口の朝晩など、季節の変わり目が来て少し肌寒さを感じはじめる季節にぴったりの英語です。
冬のような寒さとまではいかないけど、「なんか少し寒いな。」と軽く肌をさすりたくなるような寒さを感じる時に使うイメージです。
海外に住んでいた時も、とてもよく聞きました。非常によく使う英語です。
【例文】
- It’s chilly.(肌寒いですね)
- It’s a bit chilly today.(今日は少し肌寒いですね)
Frosty(フロスティ)寒さレベル:3℃以下
Frostyは、本格的に寒いことを伝える英語です。
Frostyの名詞形であるFrost(フロスト)は、「霜(しも)」と言う意味であり、Frostyとは、文字通り「霜が降りるほど寒い」と言う意味です。
冬の朝、外に出ると草木に霜が降りて白っぽくなっている時ありますよね。
霜は、0℃以下に冷えた物体の表面に空気中の水蒸気が付着して固まったものですので、Frostyを使う時の寒さの目安としてイメージしてみるといいでしょう。
【例文】
- It’s a beautiful frosty morning.(霜降の美しい朝ですね。)
例文にもあるように、霜が降りる朝というのは美しいですよね。
一般的に、晴れていて風が弱い日に霜は降ります。霜自体も幻想的で美しい見た目をしているので、Frostyは、寒いけれど清々しい前向きな気持ちを含んでいます。
Freezing(フリージング)寒さレベル:マックス
Freezingは、凍えるような寒さを伝える英語です。
Freezingの動詞形であるFreeze(フリーズ)は、「凍る」という意味ですので、文字通り「凍ってしまうほど寒い、凍てつく寒さ」という意味です。
具体的に何℃から使うものという決まりはないですが、とにかくブルブルするぐらい寒いということを伝えたい時に使います。
Frostyとの違いは、ネガティブに寒さを伝えていることです。
【例文】
- It’s freezing cold today.(今日は凍てつくような寒さだね。)
- It’s freezing. Can’t I turn on the heating?(めちゃくちゃ寒いんだけど。暖房つけない?)
まとめ
今回は、Cold以外で寒いを表す英語を4つ紹介しました。
「とにかくColdって言っとけば寒いってことは伝わるんでしょ?万能なんだから全部Coldでいいじゃん。」
って思うかも知れませんが、日本語でも「少し寒い」と「肌寒い」では感じる印象が少し違いませんか?
同じように、英語でもボキャブラリーが豊富だと、より解像度の高い豊かなコミュニケーションができます。
最初のうちはColdだけでもいいと思いますが、ワンアップを目指すならぜひCold以外の英語も会話に取り入れてみましょう。